病院の災害訓練

災害対策は個人レベルで行うものもあれば、組織レベルで行うものもあります。
今回は組織レベルでの話。そして、病院での話です。

病院での災害対策は、アクションカードの作成から始まります。
アクションカードとは、有事の際に誰がどのようなことをすればいいのかを順序立てて示すチェックリストのようなものです。
通常、災害対策本部が開かれれば院長がその長となりますが、院長が不在の時に災害になったら代わりに誰かが一時的でも災害対策本部長を務めなければなりません。日頃からそういう認識で仕事をしていない限り、いきなり「災害対策本部長やって」と言われてできる人はいない訳で、それでも経験したことがない人でも勤まるように手順をまとめてあるのが「アクションカード」なるものです。
これは災害対策本部長のみならず、様々な役割の人のためのアクションカードが用意されます。
そういうものをしっかり用意することから、病院の災害対策は始まるのです。

そして災害訓練。
ここでそのアクションカードに従って行動してみます。
そこで色んな抜けが見つかります。
それを修正するのが、病院の災害対策です。

でもね、僕らの病院ってかなり大きい所なのに、そのアクションカードの整備さえ道半ばです。
そして、災害対策にかける想いって、けっこう少ない人ばかりなんです。
それでも何とか興味を持ってもらえるよう、楽しめる災害訓練を企画します！！

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